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「冬の韓国って寒すぎない?」「2泊3日でどこまで回れる?」――冬の韓国旅行を考えている方から、よく聞く疑問です。結論からいうと、冬の韓国は寒さ対策さえしておけば、雪の古宮、湯気の立つ市場グルメ、凍った川の祭り、海辺のチムジルバンと、ほかの季節にはない楽しみ方ができます。この記事では、日本からの直行便が多いソウル・釜山を拠点に、ソウルから足を延ばせる江原道(カンウォンド)も含めて、短い日程でも無理なく回れる10か所を厳選しました。
この記事のポイント
- ソウル・釜山・江原道から、2泊3日で現実的に回れる冬向けスポットを10か所に厳選
- 各スポットごとに「冬に行く理由」「アクセス」「寒さ対策のコツ」「Googleマップ検索リンク」をセットで紹介
- 東京・大阪との寒さの違いやオンドル文化など、日本の冬と違う点を表で整理
- 持ち物チェックリストと、ソウル・釜山それぞれのモデルプラン付き
- 祭りの日程は公式発表を確認済みのもののみ記載(未発表のものは「昨年の情報」と明記)
まず知っておきたい:日本と違う点
同じ東アジアでも、韓国の冬は日本の太平洋側とは性格がかなり違います。とくにソウルや江原道は大陸からの乾いた冷たい風の影響を受けやすく、「気温の数字以上に寒く感じる」のが特徴です。
| 項目 | 日本(東京・大阪) | 韓国(ソウル・江原道・釜山) |
|---|---|---|
| 寒さの体感 | 晴れて乾燥、日中は比較的過ごしやすい日が多い | ソウルは東京・大阪よりはっきり寒く、氷点下の日も珍しくない。江原道の内陸はさらに冷え込む。釜山は韓国の中では穏やかで、日本の感覚に近め |
| 風 | 季節風はあるが街中では気になりにくい | 漢江沿いや高台、海辺は風が強く、体感温度が大きく下がる |
| 室内の暖房 | エアコン中心で、足元が冷えやすい | 床暖房「オンドル」が一般的。室内はかなり暖かく、厚着のままだと汗をかく |
| 乾燥 | 冬は乾燥する | 外気もオンドルの室内もさらに乾燥しやすい。保湿・のど対策が必須 |
| 路面 | 雪が積もることは少ない | ソウルや江原道では雪や凍結路面に出会うことがある。坂道・石畳は要注意 |
| 防寒の定番 | コート+マフラー | ロングダウン(膝下丈)が街の定番。耳あて・ネックウォーマーも一般的 |
| 温まり方 | 銭湯・温泉、おでん | チムジルバン(韓国式サウナ)、屋台のオムク(おでん)、ホットク、クッパ |
ポイントは「外は日本より寒く、中は日本より暖かい」こと。脱ぎ着しやすい重ね着が、冬の韓国旅行でいちばん効く対策です。

冬の韓国おすすめ観光地10選
【ソウル】1. 景福宮(キョンボックン)
冬におすすめの理由:ソウルを代表する朝鮮王朝の正宮。雪が降った翌朝は、朱色の柱と瓦屋根に白い雪が重なり、ほかの季節とはまったく違う静かな表情を見せてくれます。冬は木々の葉が落ちるぶん、背後の北岳山(プガクサン)と宮殿の重なりがすっきり見えるのも魅力です。韓服を着て訪れると入場が無料になる制度があります(上衣と下衣をそろえて着るのが条件)。細かい条件は公式サイトで事前に確認しておきましょう。
アクセス:ソウル地下鉄3号線「景福宮駅」からすぐ。明洞や弘大からも地下鉄で乗り換えなしまたは1回で行けます。
寒さ対策のコツ:宮殿の敷地は広く、砂利や石畳の上を長く歩きます。地面からの冷えが想像以上なので、厚手の靴下と靴用カイロを。韓服レンタルをする場合、韓服の下に薄手のインナーダウンを着込むのが定番テクです。雪の日は石段が滑りやすいので、底に凹凸のある靴で。景福宮は毎週火曜日が休宮日(火曜が祝日の場合は開放し、翌平日が休み)なので、日程を組む前に公式情報をチェックしてください。
【ソウル】2. 益善洞(イクソンドン)韓屋通り
冬におすすめの理由:伝統家屋「韓屋(ハノク)」をリノベーションしたカフェや雑貨店が、細い路地にぎゅっと集まるエリア。冬は温かいドリンクと焼き菓子を片手に、オンドルの効いた韓屋カフェでひと休み、という過ごし方がぴったりです。ガラス越しに中庭を眺められる店も多く、寒い日ほど「中から外を見る」楽しさがあります。
アクセス:地下鉄1・3・5号線「鍾路3街駅」から徒歩圏。景福宮や仁寺洞(インサドン)とも近く、半日でまとめて回れます。
寒さ対策のコツ:路地は狭く、人気店は外で待つこともあります。待ち時間用にネックウォーマーや手袋を。店内はオンドルで暖かいので、コートの下は脱ぎやすい前開きの服にしておくと快適です。座敷タイプの席では靴を脱ぐことがあるので、穴のない靴下で。
【ソウル】3. 広蔵市場(クァンジャンシジャン)
冬におすすめの理由:ソウルの屋台グルメを代表する老舗市場。湯気の立つピンデトク(緑豆チヂミ)、麻薬キンパ、カルグクスなど、冬こそおいしいものがずらりと並びます。アーケードの屋根があるので、雪や冷たい雨の日でも楽しめるのもうれしいポイントです。
アクセス:地下鉄1号線「鍾路5街駅」すぐ。益善洞からも歩いて移動できます。
寒さ対策のコツ:屋台の椅子は屋外に近い環境なので、座っていると足元から冷えます。ひざ掛け代わりになる大判ストールが重宝します。温かい汁物と揚げ物を組み合わせると、体の中から温まります。値段はお店ごとに違うので、注文前にメニュー表示を確認し、小額の現金も持っておくと安心です。
【ソウル】4. 南山(ナムサン)Nソウルタワー
冬におすすめの理由:冬は空気が澄む日が多く、ソウル市街を見渡す夜景がくっきり見えやすい季節。日が短いため、早めの時間から夜景を楽しめるのも短期旅行向きです。展望台は屋内なので、寒い日でも景色をゆっくり楽しめます。
アクセス:明洞側から南山ケーブルカー、または南山循環バスで向かうのが一般的。明洞に泊まるなら、夕食前後に組み込みやすいスポットです。
寒さ対策のコツ:山の上は市内より風が強く、ケーブルカー待ちの列は吹きさらしになりがち。耳まで覆える帽子や耳あてがあると快適さが段違いです。坂道を歩いて登る場合、汗をかいたあとに冷えやすいので、吸湿性のあるインナーを選びましょう。
【江原道】5. 南怡島(ナミソム)
冬におすすめの理由:日本では韓国ドラマ『冬のソナタ』のロケ地として知られる島。雪をかぶった並木道は、まさにドラマで見た冬の景色そのものです。ソウルから日帰りできる「雪景色に出会える場所」として、短期旅行でも組み込みやすいのが魅力です。
アクセス:ソウルから京春線(ITX-青春または首都圏電鉄)で「加平(カピョン)駅」へ向かい、タクシーや循環バスで船着き場へ。そこから船で島に渡ります。ソウル発の日帰りツアーも多く、乗り継ぎが不安ならツアー利用も選択肢です。
寒さ対策のコツ:船の上と川沿いは特に冷えます。島内はほぼ屋外を歩き続けるので、ロングダウン+手袋+防水性のある靴が基本。雪の量は年によって違うので、「必ず雪がある」とは考えず、出発前にライブ映像や現地の最新情報を確認するのがおすすめです。
【江原道】6. 華川(ファチョン)ヤマメ祭り
冬におすすめの理由:凍った川の上で氷に穴をあけて釣りをする、韓国を代表する冬祭り。韓国観光公社の公式サイトでも紹介されており、氷上釣りのほか、魚のつかみ取り、雪そり・氷そりなど冬ならではの体験が楽しめます。釣ったヤマメを会場で焼いてもらって食べられるのも人気の理由です。
開催期間:2027年1月9日〜1月31日(華川郡・韓国観光公社VISITKOREAの公式発表による)。氷の状態によってプログラムが変わる可能性があるので、直前に公式情報を確認してください。
アクセス:ソウルから高速バスや市外バスで華川へ向かうルートのほか、祭り期間中はソウル発の日帰りツアーも多く出ています。2泊3日なら、中日を丸ごと使う前提で計画するのが現実的です。
寒さ対策のコツ:氷の上でじっと座って釣りをするため、冬の観光地の中でも最も冷えるスポットのひとつです。スキーウェアのような防水・防風のパンツ、厚底の防寒ブーツ、貼るカイロ(背中と足先)、指先が出せる手袋を用意しましょう。会場には体を温められる休憩スペースもあるので、こまめに休憩を。
【江原道】7. 江陵(カンヌン)安木(アンモク)海辺カフェ通り
冬におすすめの理由:日本海(韓国名:東海)に面した江陵は、韓国で「コーヒーの街」として知られる場所。海沿いにカフェが並ぶ安木ビーチでは、冬の澄んだ青い海を暖かい店内から眺められます。夏の海水浴シーズンより落ち着いた雰囲気で、のんびり過ごしたい人に向いています。日の出スポットとして知られる正東津(チョンドンジン)と組み合わせるのも定番です。
アクセス:ソウル駅や清凉里(チョンニャンニ)駅からKTXで江陵駅へ。江陵駅からはバスやタクシーで海沿いへ移動します。ソウルからの日帰りも可能ですが、1泊すると朝の海も楽しめます。
寒さ対策のコツ:海風が強いので、ビーチを歩くなら風を通さないアウターとフード付きの服を。カフェをはしごしながら移動すれば、外にいる時間を短くできます。日の出を見に行く場合は、明け方が一日で最も冷え込むことを前提に、いちばん暖かい服装で出かけましょう。
【釜山】8. 海雲台(ヘウンデ)ブルーラインパーク
冬におすすめの理由:海雲台の尾浦(ミポ)から松亭(ソンジョン)方面へ、海沿いの旧線路を活用した観光施設。カラフルな「スカイカプセル」と、海沿いを走る「海辺列車」は、どちらも窓付きの車両なので冬でも海の景色を楽しみやすいのが魅力です。冬の釜山は晴れる日が多く、青い海と空のコントラストがきれいです。
アクセス:釜山地下鉄2号線「海雲台駅」から尾浦乗り場まで徒歩圏。金海(キメ)空港や釜山駅からは地下鉄・リムジンバスで海雲台エリアへ。
寒さ対策のコツ:釜山はソウルより穏やかとはいえ、海辺の風は冷たいです。乗り場での待ち時間に備えてマフラーを。スカイカプセルは人気が高いので、事前予約をしておくと寒い屋外で待つ時間を減らせます。
【釜山】9. スパランド センタムシティ
冬におすすめの理由:新世界(シンセゲ)センタムシティ内にある大型チムジルバン(韓国式スパ)。温泉の浴場と、さまざまなテーマのサウナ・休憩空間があり、冷えた体を一気に温められます。日本の温泉好きにもなじみやすく、韓国らしい「チムジルバン文化」を初めて体験するのにぴったりの場所です。雨や雪で予定が崩れた日の代替プランとしても優秀です。
アクセス:釜山地下鉄2号線「センタムシティ駅」直結の百貨店内。海雲台からも地下鉄ですぐです。
寒さ対策のコツ:温まったあとに外へ出ると汗冷えしやすいので、髪をしっかり乾かしてから出ましょう。館内は乾燥するため、水分補給をこまめに。年齢制限や利用時間のルールがあるので、子ども連れは事前に公式情報を確認してください。
【釜山】10. 甘川(カムチョン)文化村
冬におすすめの理由:山の斜面にパステルカラーの家が並ぶ、釜山を代表する写真スポット。冬は空気が澄んで、カラフルな家並みと港の景色がくっきり見えます。夏のように暑さで体力を奪われないので、坂の多い村歩きは実は冬のほうが楽、という面もあります。
アクセス:釜山地下鉄1号線「土城(トソン)駅」からマウルバス(地域バス)やタクシーで村の入り口へ。南浦洞(ナンポドン)のチャガルチ市場や国際市場と組み合わせると効率よく回れます。
寒さ対策のコツ:坂と階段が多いので、厚着しすぎると汗をかき、立ち止まったときに冷えます。重ね着で体温調節を。日が傾くと急に冷えるので、午前〜昼過ぎの訪問がおすすめです。住民が暮らす村なので、静かに見学するマナーも忘れずに。
冬の韓国 持ち物チェックリスト
- □ ロングダウンまたは膝下丈の防寒コート(ソウル・江原道は特に)
- □ 脱ぎ着しやすい重ね着用インナー(室内はオンドルで暖かい)
- □ 手袋(スマホ操作対応だと地図アプリが使いやすい)
- □ ニット帽・耳あて・ネックウォーマー
- □ 貼るカイロ・靴用カイロ(日本から持参すると使い慣れたものを使える)
- □ 滑りにくい靴底のブーツやスニーカー
- □ 厚手の靴下(靴を脱ぐ店に備えて替えも)
- □ 保湿クリーム・リップクリーム・マスク(乾燥対策)
- □ 交通カード(T-moneyなど)と少額の現金
- □ モバイルバッテリー(寒さでスマホの電池が減りやすい)
- □ 華川ヤマメ祭りに行くなら:防水パンツ・防寒ブーツ

モデルプラン:2泊3日
プランA:ソウル+江原道(雪景色と冬祭り)
- 1日目:ソウル到着 → 景福宮(午後は光が柔らかく写真向き)→ 益善洞の韓屋カフェで休憩 → 広蔵市場で夕食
- 2日目:終日、江原道へ。南怡島、または祭り期間中なら華川ヤマメ祭り(どちらか1か所に絞ると無理がありません)→ ソウルに戻って温かい鍋料理
- 3日目:午前中に明洞周辺で買い物 → 空港へ。時間に余裕があれば前夜に南山タワーの夜景を
江原道の日程を「江陵1泊」に置き換えて、KTXで海辺のカフェと日の出を楽しむアレンジもおすすめです。
プランB:釜山(寒さ控えめ・海と温泉)
- 1日目:釜山到着 → 海雲台に宿泊 → 海辺を散歩して夕食
- 2日目:午前にブルーラインパーク → 午後はスパランド センタムシティでゆっくり温まる
- 3日目:午前に甘川文化村 → 南浦洞で市場グルメ → 空港へ
「寒いのは苦手だけど冬の韓国に行きたい」という方には、比較的穏やかな釜山プランが向いています。
Q. よくある質問(FAQ)
Q. 冬の韓国、ソウルと釜山ではどちらが寒いですか?
A. 一般的にソウルのほうが寒く、江原道の内陸はさらに冷え込みます。釜山は韓国の中では比較的穏やかですが、海風があるので防風対策は必要です。旅行前には韓国気象庁や天気アプリで最新の予報を確認しましょう。
Q. 雪景色は必ず見られますか?
A. 雪の量は年や時期によって大きく変わるため、保証はできません。雪を目当てにするなら、江原道方面のほうが可能性は高めです。出発直前の天気予報やライブカメラの確認をおすすめします。
Q. 華川ヤマメ祭りは予約が必要ですか?
A. 公式情報によると、氷上釣りには現地受付と事前予約の両方があります。混雑や受付方法は年ごとに変わる可能性があるので、公式サイトで最新情報を確認してください。
Q. オンドルの部屋で気をつけることは?
A. 床が暖かく乾燥しやすいので、加湿のために濡れタオルを室内に干したり、水を枕元に置いたりするのがおすすめです。暑すぎる場合は温度を調整できる部屋が多いので、フロントに確認を。
Q. 冬のチムジルバンは初心者でも大丈夫?
A. はい。館内着が用意されている施設が多く、日本の温泉・スーパー銭湯に慣れている方なら楽しみやすいはずです。浴場では日本と同じく、入る前に体を洗うのがマナーです。
まとめ
冬の韓国は「寒いから行かない季節」ではなく、「寒さを楽しみに行く季節」。雪の古宮や冬祭りを楽しみたいならソウル+江原道、寒さを抑えつつ海と温泉を楽しみたいなら釜山がおすすめです。外は日本より寒く、中は日本より暖かい――この違いを意識した重ね着と小物で、2泊3日の冬旅を思いきり楽しんでください。
出典
- 韓国観光公社公式サイト VISITKOREA「氷の国華川ヤマメ祭り」
- 大韓民国 구석구석 축제「얼음나라화천 산천어축제」(韓国語)
- 華川郡公式サイト(2027年祭り開催告知)
- 韓国観光公社公式サイト VISITKOREA(日本語)
- 国家遺産庁 宮陵遺跡本部(景福宮)
※記事内の営業日・料金・プログラム内容は変更されることがあります。お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
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