韓国ウォンが2年ぶり高水準|1万ウォンは何円?旅行費用の円換算と両替・カード払い(DCC)の注意点【2026年10月】

韓国旅行の費用とウォン・円の換算イメージ
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結論から言うと、韓国ウォンが対ドルで約2年ぶりの高い水準になりました。2026年10月16日、ソウル外国為替市場のウォン・ドル相場は前日比13.2ウォン下落の1ドル=1,331.4ウォンで取引を終え、ウォン・ドル相場としては2年ぶりの低い水準です(News1報道)。

では、日本から韓国へ旅行する私たちには何が関係するのでしょうか。大事なのは「ドルに対して」ではなく「円に対してウォンがいくらか」です。同じ日の円・ウォンの売買基準レートは100円=843.49ウォン(ソウル外国為替仲介、15:30基準)。つまり1万円は約8万4,349ウォン、逆に1万ウォンは約1,186円という計算になります。

この記事では、この数字を使って旅行費用を円に換算し、両替・カード払い・DCC(自国通貨建て決済)の注意点まで、できるだけ具体的に整理します。なお、相場の予想や投資の話は一切しません。

この記事のポイント

  • 2026年10月16日のウォン・ドル終値は1,331.4ウォン。前日比13.2ウォンの急落で、2年ぶりの低い水準(=ウォン高)。
  • 日本人の旅費に直結するのは円・ウォン。同日の売買基準レートは100円=843.49ウォン。
  • 換算の目安は「ウォンの金額 ÷ 8.43 ≒ 円」。ざっくりなら「ウォンの0を1つ取って、2割弱足す」。
  • カード払いで「JPY or KRW?」と聞かれたら必ずKRW(ウォン)を選ぶ。
  • 両替は一度に全額ではなく、必要な分だけ・レートを比べてからが基本。

まず数字を確認:何が起きたのか

News1によると、10月16日のソウル外国為替市場でウォン・ドル相場は、前日の午後3時30分の終値から13.2ウォン下がり、1,331.4ウォンで取引を終えました。米国の追加引き締めへの警戒が和らぎ、米金利とドルが下がったことが背景として報じられています。

「ウォン・ドル相場が下がる」というのは、1ドルを買うのに必要なウォンが減った=ウォンの価値が上がったという意味です。ここがよく混乱するポイントなので、一度だけ整理しておきましょう。

  • 1ドル=1,344.6ウォン → 1ドル=1,331.4ウォン:ウォン高(ドル安)
  • 数字が小さくなるほど、そのお金(ウォン)は強くなっている

ただし、ウォンがドルに対して強くなっても、円に対しても同じだけ強くなるとは限りません。円もドルに対して動いているからです。だからこそ、旅行の計算には円・ウォンのレートを直接使うのが正解です。

日本と違う点

項目日本韓国
レートの表示「1ドル=○円」と1単位で表示円は「100円=○ウォン」と100円単位で表示されることが多い
お金の桁1,000円札が日常の基本ウォンは桁が大きく、1万ウォン札が日常の基本
両替の場所銀行・空港・外貨両替店空港・銀行のほか、繁華街の民間両替所も多い
カード決済現金派もまだ多いカード・モバイル決済が非常に普及。少額でもカードが一般的
交通ICカードSuica・ICOCAなどT-moneyなど。基本は現金でのチャージが中心
決済通貨の選択国内では意識しない海外カードだと「円かウォンか」を聞かれることがある(DCC)

円でいくら?旅行費用の計算例

ここでは2026年10月16日の売買基準レート 100円=843.49ウォン(1円≒8.4349ウォン)を使って計算します。売買基準レートは銀行が両替レートを決めるときの「真ん中の値」です。実際に両替するときは手数料分が上乗せされるので、手元に来るウォンはこれより少なくなる点に注意してください。

また、下の金額は「もし○ウォン使ったら円でいくらか」を示す換算例です。実際の物価や料金を示すものではありません。

ウォンの金額円換算(売買基準レートベース)イメージしやすい使い道の例
5,000ウォン約593円カフェ・軽食などの少額払い
1万ウォン約1,186円交通カードへの最初のチャージなど
5万ウォン約5,928円1日分の食事・おやつの予算枠
10万ウォン約1万1,856円コスメや雑貨のショッピング枠
30万ウォン約3万5,567円2泊3日の現地での使い道全体の枠
100万ウォン約11万8,555円ホテル代を含めた大きな出費の目安

逆に、円をウォンにするとこうなります(同じく売買基準レートベース・手数料前)。

円の金額ウォン換算
1万円約8万4,349ウォン
3万円約25万3,047ウォン
5万円約42万1,745ウォン
10万円約84万3,490ウォン

暗算のコツ

お店で毎回スマホを出すのは面倒ですよね。正確な換算は「ウォン÷8.43」ですが、暗算なら「0を1つ取って、2割弱足す」が近くなります。

  • 例:2万ウォン → 0を1つ取って2,000 → 2割弱足して約2,370円(計算値:約2,371円)
  • 例:8,000ウォン → 800 → 2割弱足して約950円(計算値:約948円)

「0を1つ取る=ほぼ円」と覚えている方も多いのですが、この日のレートでは実際の円額はそれより2割弱高いことになります。予算を立てるときは、この差を見落とさないようにしましょう。

モデルケース:2泊3日の現地予算を組む

たとえば「現地で使うお金を30万ウォンにしたい」と決めた場合、売買基準レートベースで約3万5,567円。ここに両替手数料やカードの海外事務手数料がかかるので、日本で用意する予算は少し多めに見ておくと安心です。

逆に「円で4万円までにしたい」という決め方なら、4万円×8.4349=約33万7,396ウォンが上限の目安。実際の両替では手数料が引かれるので、手元のウォンはこれより少なくなります。

両替のコツ:日本でするか、韓国でするか

結論は「その場でレートを比べて決める」です。両替レートは場所・時間・金額によって変わるため、「どこが必ず得」と言い切ることはできません。ただ、比べ方にはコツがあります。

比べるときの見方

  • 「1万円を出したら何ウォンもらえるか」で比べる。表示方法がバラバラでも、この一点で比べれば迷いません。
  • 売買基準レート(この日は100円=843.49ウォン)との差が小さいほど手数料が安いと考えます。
  • 手数料が別に表示されているか、レートに含まれているかを確認します。

日本で両替する場合

  • 出発前に少額のウォンを持てるので、到着直後の交通費などに困らない。
  • 取り扱い店舗が限られることがあり、レートは店舗ごとに確認が必要。

韓国で両替する場合

  • 空港・銀行・街の両替所など選択肢が多い。
  • 空港は便利ですが、レートは場所によって差があるので、空港では当面必要な分だけにするのが無難です。
  • 街の両替所を使うときは、受け取ったらその場で枚数と金額を確認しましょう。

カード払いとDCCの注意点

韓国はカード決済がとても普及しているので、日本のクレジットカードやデビットカードは強い味方です。ただし、ひとつだけ必ず覚えてほしいのがDCC(Dynamic Currency Conversion:自国通貨建て決済)です。

DCCとは、海外のお店の端末で「日本円で払いますか?」と提案される仕組みです。一見わかりやすいのですが、お店側(決済事業者側)が決めたレートで円に換算されるため、カード会社のレートでウォン払いするより割高になることがあります。

DCCを避ける3つの行動

  1. 端末やレシートに「JPY」と「KRW」が出たら、KRW(ウォン)を選ぶ。
  2. 店員さんに聞かれたら「ウォンでお願いします(원화로 해 주세요/ウォナロ ヘ ジュセヨ)」と伝える。
  3. サインや暗証番号の前に、レシートの金額がウォン表示かを確認する。円表示なら、支払い前に取り消しを頼みましょう。

ホテルのチェックアウトや免税店、オンライン予約サイトでも通貨を選ぶ場面があります。旅行中は「通貨を聞かれたら現地通貨」をルールにしておくとシンプルです。

トラベルカード・現金はどう組み合わせる?

おすすめは「カードをメイン、現金は少額、交通カードは別に用意」の3本立てです。

手段向いている場面注意点
クレジットカード飲食店・ショッピング・ホテルDCCに注意。海外事務手数料はカードごとに異なる
デビット・プリペイド型トラベルカード使いすぎを防ぎたいときチャージ時のレート・手数料を事前に確認
現金(ウォン)屋台・市場・交通カードのチャージ持ちすぎない。余ると再両替でまた手数料がかかる
T-moneyなど交通カード地下鉄・バスチャージは現金中心の場所が多いので、少額の現金は必須

ウォン高のタイミングでも、円の手取りが増えるわけではないので、「たくさん両替しておく」より「必要な分だけ」が基本。余ったウォンを円に戻すと、そこでも手数料がかかります。

丸メガネのキジトラ猫とクリーム色の子犬がカード払いでウォンを選ぶ4コマ漫画
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ありがちな失敗と注意点

  • 「0を1つ取れば円」と思い込む:この日のレートでは実際は2割弱高くなります。ショッピングで使いすぎの原因に。
  • ニュースの「ウォン・ドル」をそのまま円に当てはめる:旅行で見るべきは円・ウォンのレートです。
  • 売買基準レートで両替できると思う:実際の両替レートは手数料込みで、受け取るウォンは少なくなります。
  • 端末の「JPY」をうっかり押す:DCCになり、割高になることがあります。
  • 空港で全額両替する:レートを比べる前に全部替えてしまうのはもったいないです。
両替・カード払い・交通カードの使い分けを示すインフォグラフィック
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出発前チェックリスト

  • □ 最新の円・ウォンの売買基準レートを確認した(100円=○ウォン)
  • □ 「ウォン÷8.43」など、自分用の換算ルールを決めた(レートが変われば更新)
  • □ 海外で使えるカードを2枚以上用意した
  • □ カード会社の海外事務手数料を確認した
  • □ 「通貨を聞かれたらKRW」を覚えた
  • □ 到着直後に使う少額のウォン(交通カードのチャージ分など)を用意する計画がある
  • □ 余ったウォンをどうするか(次回用に残す・再両替)を決めた

Q. FAQ

Q. ウォン高になると、日本人の韓国旅行は高くなるの?
A. 円に対してウォンが強くなれば、同じウォン額を払うのに必要な円は増えます。ただ、ウォン・ドルの動きと円・ウォンの動きは同じではないので、必ず円・ウォンのレートで確認してください。

Q. 10月16日の円・ウォンはいくらだった?
A. ソウル外国為替仲介の15:30基準の売買基準レートで100円=843.49ウォンです(聯合ニュース掲載)。これは両替手数料を含まない基準値です。

Q. 今のうちに両替しておくべき?
A. 相場の先行きはこの記事では予想しません。旅行の予定に合わせて、必要な分だけ、レートを比べて両替するのがおすすめです。

Q. カード払いで「円で払うとわかりやすいですよ」と言われたら?
A. わかりやすさよりレートが大事です。KRW(ウォン)で払いたいと伝えましょう。

Q. 現金はどのくらい持てばいい?
A. 行き先によりますが、カードが使いにくい屋台や交通カードのチャージ用に少額を持つのが基本です。残ったウォンの再両替にも手数料がかかる点を考えて、持ちすぎないようにしましょう。

まとめ

2026年10月16日、ウォン・ドル相場は1,331.4ウォンと2年ぶりの低い水準になりました。ただ、日本からの旅行者が見るべきは円・ウォン。この日の基準値は100円=843.49ウォンで、1万ウォンは約1,186円です。換算は「ウォン÷8.43」、カード払いは「KRWを選ぶ」、両替は「必要な分だけ比べてから」。この3つを押さえれば、レートが動いても慌てずに旅を楽しめます。

出典

  • News1「워시 발언 '안도감' 달러·원 1331.4원…13.2원 급락, 2년 만에 최저(종합)」(2026年10月16日) https://www.news1.kr/finance/market-exr/6322703 (2026年10月16日確認)
  • 聯合ニュース「외국환시세(10월16일·15:30 기준가)」(資料:ソウル外国為替仲介、連合インフォマックス) https://www.yna.co.kr/view/AKR20261016121600002 (2026年10月16日確認)

※為替レートは常に変動します。本記事の換算は2026年10月16日の売買基準レートに基づく目安で、実際の両替・カード決済レートとは異なります。本記事は投資助言ではありません。

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